英語 English

はじめに Introduction

 英語は受験生の9割以上を占めます。また義務教育科目でもありますので、誰でもある程度はできる外国語です。また1次試験自体がいわゆる大学入試に近い方式なので、高校まで勉強してきた延長線上で勉強して問題ないと思います。

 

 私の場合は大学時代の第2外国語がスペイン語でしたので、実質的に英語の実力は高校3年生をピークに下がる一方でしたが、入社後数年で運よく海外部門に配属されました。担当は東アジアでしたが、ビジネスの公用語は英語でしたので、業務に支障のない程度のレベルには到達することができました。

 

 フランス語の通訳案内士を取得したので、次は自然に英語も取得したいと考えるようになりました。ちなみに、外国語以外の科目は、一度一つの外国語で合格してしまえば、その次の外国語受験に際しては、外国語以外の科目は免除されるので、英語に集中できる点もアドバンテージだと思います。


学習方法1次試験 Method

 やはり独学には限界があり(一人だと何もしない性格なので)資格取得に特化した学校を利用しました。当時は英語に関しては通訳案内士受験のための学校がいくつかありましたので自分に合いそうな学校を選びました。

 

ハロー通訳アカデミー

 

 現在ではリアルな学校は閉鎖されて、植山さんという経営者が継続してネットを通じて通訳案内士向けの無料の教材を提供したり、最新情報を発信したしたりとご活躍されています。ただ私が勉強を始めたときは、通信コースがまだありましたので、教科書とDVDを視聴して学習しまた。  

 

お陰様で2009年度に1次試験を合格しまして、実家から近いこともあり2次試験対策は、同校の阿佐ヶ谷校で外国人講師の面接を受けました。しかしながら2次試験に二年連続して不合格となってしまい、ちょっと熱も冷めました。(ちなみにこの試験は国の政策に合格率が左右される傾向にあり、この時期はちょうど厳しくなった時期でもありました。

 

 そこから再受験を考えたのはTOEICで一定以上の点数を取れば1次試験は免除されるという情報が入ってきてからです。1次試験の外国語は受けなくていい、しかも外国語以外の科目は免除されるので、2次試験だけなら何とかなるかもしれないと思い、早速TOEICを受験しなおして、1次試験免除可能なの点数を取ることができたので、あとは2次試験を受けるだけでした。

資格取得2次試験 Certificate

フランス語の経験から、2次試験は面接練習しかないと考えて、模擬面接をしてくれる語学学校を高田馬場で見つけました。

 

②CEL

 

 この学校は通訳案内士のほか英検1級受験用の講座もあり、なかなかハイレベルな授業内容でした。9月ごろから模擬試験がはじまり、日本人の講師と実際にガイドをしているアシスタントの方が講師役を務め、生徒4人が順番に面接を受けるという形式でした。とにかく緊張しまくって、舞い上がってしまい、講師からも辛口のコメントを頂き、かなりへこみましたが、合計で5回受講しました。

 

本番はどうなることかと思いましたが、受験の順番は朝一番のグループでしかもトップバッターでした。試験室に入ると日本人試験官と外国人試験官がまだ打ち合わせをしている感じで少々戸惑いました。和文英訳もプレゼンのテーマもちょっと意外なものでしたが、とにかく話そうと思い、規定時間内いっぱい話し続けました。結果は何とか合格ラインをクリアしたようで、2025年度の合格者に名前を連ねることができました。

 

 ちなみに後日登録証を受領したのですが、フランス語の時は認可の主体は「東京都知事」だけでしたが、数年後の英語の登録書には「東京都知事 小池百合子」とあり、ああ、さもありなんと思った次第です。