大学の専攻がフランス語だったので、それなりにこだわりのある言語です。ただ大学1年生の秋には、ひと通り基本的な文法事項は修了し、原書もそれなりに読めるようになったのですが、怠け癖が出て卒業する時にも必須教科の単位が危ないので、外国人教授に頭を下げに行った次第です。
就活時にはフランス語を使った仕事をしたいと思い続けながら、結局はフランス語とは無縁の、でかいだけが取り柄のドメスティック・メーカーに就職してしまいました。
仕事が忙しいので休日は寝るだけの日々が続き、やっと海外に出られるようになっても、出張・駐在先はチャイナ圏を中心とした東南アジア諸国のみで、フランス語のほうはますます錆びついていく一方でした。
そんな時に所属する部署が海外から全面撤退するという悲惨な目にあって、30歳代も後半になって、一から勉強を始めました。フランス語検定も3級、2級からやり直して、40歳の時点でようやく準1級に到達しました。ただ1級は非常に難しいので、周りを見渡してみると国家資格の「通訳案内士」にぶつかったわけです。
そんなこんなで紆余曲折がありましたが、2008年度の試験で合格することができました。思えばやり直してから10年弱、2007年度で一次試験は合格したものの、その年の二次試験は不合格だったので翌年の2回目の二次試験で何とか合格することができました。
さて学習方法ですが、地道にコツコツと継続していくというオーソドックスなやり方を取りました。お世話になった学校が2つありますので、ご紹介いたします。
通訳案内士に特化した学校ではないのですが、彌永先生の「時事フランス語作文」の授業を通信添削に以降も含めて10年近く受講しました。新聞記事を基にフランス語にしている授業なのですが、あまりにレベルが高いので、週1金曜日の添削授業はなかなか大変でした。
②サイマルアカデミー
「上級者のためのフランス語」に3年近く受講しました。。担任は菊地歌子先生で、同時通訳者の養成がメインですが通訳案内士にも通ずる内容もあり、とても有益でした。